第2話 引退する選択肢を考える

なにか良い方法はないか?

今の自分に考えられる方法としてはこんな感じだった。


考えられる方法

  1. 社内スタッフに経営を任せて引退
  2. 外部から経営者を連れてきて引退
  3. M&Aで株式譲渡し引退
  4. このまま引退せずずっと経営を続ける

 

1.社内スタッフに経営を任せる

これが周りの賛同も得られ、しっくりくると思う。

しかし一社員が会社の全責任を一手に引き受けれるのだろうか?

経営のこと、運転資金の借入や債務保証。

もし売上が下がったら?天災等の不足に事態に見舞われたら?

そんな事になればほっとけないし、再び私が社長に戻らざるを得ないと思う。

 

知人のケースでこんなことがあった。

  知人のケース 60代になったG社長は右腕であるNo.2を社長にして、自身は会長として
自分の趣味や社会貢献に没頭する。
やがて新社長についていけない社員が出始め離職者が増える。
社内は不穏な空気になり、やがて業績は下がり始める。
見かねたG会長は再度社長に復帰。No.2はいづらくなり退社。
会社は元より悪い状態での再スタートとなった。
 
これは社内スタッフへの事業承継のあるあるパターンだ。
問題は新社長の器の問題と、経営はNo.2に任せたが資本(株式)は手放していないので
どうしても口を出してしまう。そんなパターンだ。

全責任を引き受ける新社長も大変だし、株式譲渡も考えると社員がそんな大金を支払えないのが現状である。
 
 

2.外部から経営者を連れてくる

世の中にはプロ経営者という人達がいて、一時的なつなぎ役やオーナーの代わりに経営をしてくれる優秀な人材がいる。

後継者の息子が若い場合などで登場する場合も多い。

アップルやマクドナルド出身の原田泳幸さんやローソンからサントリーに移った新浪剛史さんなどが有名どころだろう。
そこまで大物でないにしろ元上場企業の役員クラスなどは多くいる。

財務や労務、仕組みづくりは長けているだろうし、中小零細のうちに足りない部分でもある。
しかし年齢的なものも含めスタッフとの相性が悪かったり、思ったより仕事できない話もよく聞く。

株式譲渡も踏まえるとやっぱ根本的な解決にはならないな・・・


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