■M&Aを終えてみて
長かったようで短かったM&Aでのイグジットが終わりました。
一連の売却手続きが終わった後、FAの佐山さんに言われたことがあります。
「M&Aの手続きで私達がお手伝いできるのはここまでです。しかし本当のスタートになるのは買収が実行された後です。
実は企業買収の後、買収自体が失敗に終わるケースは世間で知られている以上に多いのです。今後も頑張ってください。」と。
「今更言うな!」と心の中でツッコミつつ現状を鑑みた。
FAはM&Aを約定して入金されるまでの面倒を見るのが仕事だけど、M&Aの買い手と売り手にとっては、クロージングが完了した時点が新たなスタートとなる。
■PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)
企業買収が行われた後、最も重要といわれるのがPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)といわれる、M&A後の経営統合などのプロセス。分かりやすく言えば引継ぎです。
ただし今回買収を行ったのは事業会社ではないので経営統合は必要ないが、ファンド視点でいうとハンズオンということです。
今回はファンドから派遣された社長兼CFOの谷津さんが、現在の企業風土やスタッフとの関係を尊重しながら徐々に自らのノウハウを会社に移植する形でハンズオンを進めることになります。
もちろん私も会長兼CEOとして谷津さんや幹部たちに仕事の委譲をし、並走しながら会社の発展に力を注ぎたいと思います。
■会長編へ
仲介会社選びに始まり、資料作成に追われ、事業会社からファンドへ売却先の方向転換など、やはり一筋縄ではいかなかった会社のM&A。
それでもファンドへの売却で着地して、ひとまず一件落着となりました。
ファンドと一緒に運営をしていく新たなスタートを切ることになりましたが、企業経営にはまさかが度々発生します。
次章ではM&Aで売ったあとのことを書いた「会長編」をスタートします。
よかったら引き続きお楽しみください。
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