■ハンズオンしてくる次期社長との面談
契約書のやり取りと同時進行でやることが増えてきた。
ほとんどがHRCのファンドマネージャーYさんとの共同作業。
このYさん=吉田さんといって歳も近く趣味も似通っていた。
まずは弊社にハンズオンしてくる新社長との初顔合わせ。
吉田さんに率いられて入ってきたのはメガネがお洒落なマッチョで名前は谷津さんといった。私より5歳上の50歳。ジャケットの上からでも筋肉隆々なのがわかる。
ITやゲーム系の会社を経て、現在はEC会社の経営企画をしているという。
M&Aや財務などが専門分野。
今後は私が会長兼CEO、谷津さんが社長兼CFOとして二人三脚で経営していくことになる。これから一緒に経営していくのが楽しみに思った第1ラウンドでした。
SPC(特別目的会社)の設立
同時進行でSPC(特別目的会社)が設立される。
今回は海外の出資者もいるということでSPCはタックスヘイブンであるケイマン諸島での設立となった。
新しいSPC会社の名前は「マーズ」、代表へはHRC社のもう一人のファンドマネージャー木戸さんが就任する。「マーズ」の名前の由来を聞いたが意味はないらしい。
まあSPCは合併前提で作った特別目的会社なのでなんでもいいのだろう。
LBO融資
設立したばかりのSPCにLBO融資をする銀行と協議。当初は弊社のメインバンクであるM銀行が手を挙げた。しかし先述のDDの際に弁護士が付けた難クセが表明保証に入っていることを懸念しLBO融資を断ってきた。まあノンリコースローンだから慎重になるのも良く解かる。
ただでさえ設立がケイマン諸島ということで難色を示す銀行が多い中、外資に強いH銀行がLBOでの融資を付けてくれた。
H銀行はクライアントに多国籍の船会社が多く、まったく問題ないということでLBO融資は解決した。
金融に長けたハンズオン人材を連れてくること、タックスヘイブンでSPCを設立すること、またそのSPCに銀行からLBOを取りつけること。やっぱファンドはやることが違うな~と感心しながら合併作業に入っていった。
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