第17話 ファンドとの面談

第17話 ファンドとの面談

数日後、ファンドと面談をすることになりました。
場所は東京駅にほど近い越中パートナーズのオフィス。
1時間ずつ3社のファンドマネージャーと顔合わせを
するハードスケジュールです。

1社目はアジアに強いといわれてるQファンド。
5年から7年くらい保有する中長期のファンドだそうだ。
今後増えるであろう海外需要からアジア圏内への進出や、
クロスボーダー取引などのサポート提案をいただいた。

2社目は中小企業の成長支援がメインの規模が大きめなRファンド。
お話しした取締役の方は実直そうなイメージで3~5年でバリューの最大化を目指すとのこと。
過去の実績も含めIPOでのイグジットも含め提案を受ける。良くも悪くもお堅いイメージだが、それがかえって好感をもてた。

3社目は外資系ファンドでメディカルやセカンダリーが中心のHファンド。
40代半ばとおぼしきファンドマネージャーYさんはオートクチュールであろうスーツをビッと着こなしていた。
挨拶もそこそこに「トンがったところ攻めてますね」とうちのビジネスモデルを称賛してくれた。
「この人うちのやっていること理解できてるのか!?」と思わず驚いた。
正直うちがやってることはニッチすぎて、縁遠い金融関係者にはわかりっこないと思ってた。
そんな中、M&Aで会った方の中で一番仕事の内容を理解し、これからのポテンシャルを感じてくれたのは嬉しかった。
うちの業界のことも個人的な趣味として精通しており、おのずと話も盛り上がり再会を約束した。隣で見ていた佐山さんも同じように手ごたえを感じていたようだ。

まんだのひとり言    
最初に面談した事業会社からはその後も熱烈アプローチが続いた。             
そこにはもちろん売上とシナジーの両方ある子会社が欲しいという意図がある。    
しかしうちの会社を大きく成長させる気持ちはあまり感じなかった。     
(親会社は成長するだろうけどね)   
一方ファンドはいかにして対象会社を成長させるかを模索し実行していくように
感じた。彼らの目的は会社に必要なリソースを用意し、企業価値を高めることで    
達成される。       
それを考えるとうちに必要なパートナーは事業会社よりはファンドの方が相性が良
いのでは?そう考え始めた。           

  

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