■ネームクリア
約2週間くらいで一旦資料作りはひと段落。
うちの会社の内容を理解した後のFA佐山さんたちの動きはここから急加速しだした。
以前に打合せして決めた「オファーリスト」の順番にコンタクトを始める。
次のフェーズに進んだと実感。
数日後、佐山さんから連絡。まず一社、興味を持ってもらったのでNDA(秘密保持契約)をもらったとのこと。ネームクリアしこちらのIM(企業概要書)を開示する。
あれよあれよという間にトップ面談が決まった。
なんだかM&Aが本格的になってきました。
■初めてのトップ面談へ

数日後、うれしはずかしトップ面談の日がきました。
O社は同業種ではないが、隣の畑って感じの業種の大手。
畑違いではあるがシナジーがとれそうな会社ではある。
この時は仲介会社の越中パートナーズのオフィスでご対面。
じつは先方もM&A初めてということでお互い遠慮しながらのお見合いでした。
仲介である佐山さんにうまくファシリテートしてもらったが、フワッとしたトップ面談に終わった。
もちろん私も初めてだったし、まだまだ候補はいると思ってたので強気だったのかもしれません。M&Aは初めて同士だとうまく進みにくい気もしました。
一回目のトップ面談はまさにガチガチのお見合いでした。
数日後、2社目のP社とのトップ面談。P社は関東の政令指定都市にある上場企業で会社訪問を兼ねて先方の本社に伺う。
待ち合わせの駅にP社の担当部長2名がクルマで待っておられました。
まずは店舗見学からということで展開されている2店舗を視察して、その後本社に伺い社長と面談。
和やかな雰囲気で話はすすみ、お土産をいただいてその日は終了しました。
手ごたえは良かったと思う。
3社目はQ社。こちらは同業で上場会社。もちろん名前は知っている会社。
私は佐山さんと先方の社長室を訪ねました。
Q社の社長は挨拶もほどほどにすぐ合併の話が中心となった。
会社の引き継ぎ方やスタッフの今後のことにまで及んだ。
驚いたことに私の処遇(給料、働き方)まで決められていた。
「てか、まだ売るとは決めてないけど・・」と言いかけたがその場をやりすごす。
言葉には出てないが買う側の「買ってやる」的な態度が透けて見える。
私の思い過ごしかもしれないがそんな気がした。
「こことは一緒に仕事できないな・・」それが感想だった。
M&Aを進めてから初めてのイヤ感を味わった。
私の引退もさることながら、会社やスタッフにとって今以上の成長のための環境を作るのが今回の目的。
私の考えが甘いかもしれないが、うちの会社は素晴らしい可能性があると思っている。
「買ってやる」とか子会社扱いされるようなところとは組まないほうがいい。
今のところ3社とトップ面談したが、ご一緒したいと思える決め手はなかった。
M&Aは会社同士の結婚。相手探しはあせらず慎重にいくしかないな。
この頃からM&Aへの考え方が少し変わり始めてきました。
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