■ M&A業界を少し調べてみた
前回M&Aの相談にいってから色々と考え、現実的にすすめようと思いました。その中でどこに依頼するのかが大事だと思い調べてみました。
主にM&A業務を取扱うのは、
(三菱UFJ、三井住友、地銀など)
②証券会社
(野村、大和、日興など)
③税理士法人,監査法人
(EY税理士法人、あずさ監査法人など)
④ M&A仲介会社
(日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズなど)
⑤ FASコンサル系
(KPMG、デロイトトーマツなど)
⑥ 投資銀行
(ゴールドマンサックス、モルガンスタンレーなど)
①銀行系
普段から融資や預金で取引しているので一番身近ですね。昨今の低金利の状況で銀行は、ドル箱のM&Aに相当力を入れているようです。ただ万が一ネガティブにとらえられたらと思うと今は相談しにくいな。
②証券会社
証券会社も営業担当と頻繁に会う機会があるし案外相談しやすいかも。利害関係ないしね。それ~N村に聞いてみよ~♪
③税理士
税理士は第3話でも述べたとおり相談済み。
ただ税理士でM&Aに特化してたり精通してる方は稀です。ほとんどは税理士が提携しているM&A仲介会社への紹介だけになると思われます。
④M&A仲介会社
ここも第4話のとおり一社は相談しました。
ただ多くの仲介会社があるのとそれぞれカラーが違うようなので、もう一社行ってみようと思います。
⑤FAS、経営コンサル系
全くアテがないしFASってなに?
ググってみるか・・・
⑥投資銀行系
投資銀行も敷居高そうだし、うちみたいな中小零細だと相手にされないだろうな。今回はパスかな。
■ 私がM&A相談に行ったところ
いろいろ調べたり人に聞いたりでアドバイザー候補が出そろいました。結果、私がM&A相談したのは下記の通り。
●ライフプランナーの紹介でコンサル会社、G国際資産税
●地銀H社のM&A担当
●N證券の紹介でコンサルファームのK社
●FAと呼ばれるアドバイザリー型ブティックJ社
たくさんあって相談するだけでも大変な作業です。
■ 実際に相談してみる
●中小企業に強いといわれる大手仲介会社F社
アポをとって向かった先は思ったより普通のビルでした。
以前に訪問した全日MAの印象が強すぎてそう見えたのかもしれません。
担当者さん(30代女性)から細かく説明していただきました。
ここは中小企業のマッチングに強いこと、相談に来られて案件化したうち2割ほどしか売れない(成約しない)ことなど現実的なことも教えていただいた。
売上は数億レベルでもいいが2~3期は利益が出ていること、債務超過ではないこと、などやっぱネガティブな前置きが多いなあ。
ひやかしと思われたのか?
ここの顧客層がそうなのか?
私がみすぼらしかったのか?
いずれにしろこの担当さんにはお願いしたくないな。
もちろん彼らは成功報酬型なので無駄なことには時間を割けない。
前回の全日MAは税理士の紹介であり、事前に決算書などを共有していたので見込みアリということだったのか対応がすこぶる良かったが、今回のF社ではあまり良い対応はいただけなかった。
やはり紹介や事前の情報共有なども大事だなと今後の良い勉強になりました。
●ライフプランナー紹介でコンサル会社、G国際資産税
次は旧知のライフプランナーの紹介でコンサル会社のG国際資産税。
ここもまた東京駅直結のいいビルにオフィスを構えてました。代表の先生と面談させていただきお話を聞きました。
資産税のプロだけあってM&Aで得た資産の運用や海外移住の税金の部分でもフォローできるのが強みだとか。
後日談ですが、ここの代表はメガバンクの役員やIFAからも名前が出たほど業界では有名な方でした。若くて優秀で精力的な代表さんでした。
●地銀H社のM&A担当
銀行には話にくいと思い候補には入れてなかったが、たまたまのタイミングで地銀H社の担当者が「同期が本社のM&A担当になったのでご紹介したい」と連絡があった。
当初はM&Aでの買収の提案をくれましたが、事情を話し売り手側として資料を提出しさまざまな良い提案を受けました。
●N證券の紹介でコンサルファームのK社
取引のあるN證券の担当とは雑談中にM&Aの話になり証券会社の取組み方を教えてもらった。私が知らないだけで証券会社でもIPO含めM&Aがアツいらしい。
後日、支店長と大手コンサルファームK社のS部長が来社。情報交換しながら最近のM&A事情を聞かせてもらいました。証券会社がM&Aとは意外ではありましたが主戦場にしてるのが良く解りました。
●FAと呼ばれるアドバイザリー型ブティックJ社
こちらも友人に紹介してもらったM&AブティックJ社。
FAとはファイナンシャルアドバイザーとして売り手(または買い手)の一方だけにつく専属アドバイザリーのことだそうです。

上が仲介で、下がFA。
仲介は売り手と買い手の双方の利益の最大化、バランス重視で話をまとめていきます。FAは一方の専属としてクライアントの利益を最大限に尽力します。
どちらが良いのかは一長一短ですが、上場企業などを除き日本のM&Aはほとんどが仲介だということです。*1
これは一方のFAが利益を追求しすぎるとディール自体が成立しないからだとか。またM&A成立した後の方が大切なので、遺恨が残らないようにするためだと思います。どっちの方法が良いのかはまた別の機会に書こうと思います。
■ まとめ
以上。
ここまで計6社と話しすでにヘトヘトになるくらい疲れました。もちろん通常の業務の傍らですから大変です。
6社から概算の企業価値算定と売却スキームをいただきました。一番高いのはFAのJ社ですが高低値の幅が広いので取らぬ狸の皮算用です。アフターM&Aを考えるとG国際資産税も良さそうでした。
概算の資料が出そろったので考えてそろそろ答えを出さないといけません。
といってもまだ仲介会社を決める段階ですなんですけどね。。。。
*1:※上場会社や出資者が他にいてる場合、株主からM&Aの手続きが適正化を厳密に求められるため、訴訟リスクも考えFAに委託せざるをえないとのことでした。
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*1:※上場会社は株主からM&Aの手続きが適正化を厳密に求められるため、訴訟リスクも考えFAに委託せざるをえません