第4話 M&Aの大手仲介会社に相談してみた

■ 大手仲介会社に相談してみる

数日後、税理士と一緒にM&A仲介大手の全日本M&Aアドバイザーズ(仮名)を訪問した。

都心の駅直結の立派なビル。
余談ですが全日MAは「平均年収が高い会社」ランキングのトップ常連でさすがにオフィスも良い立地です。

6畳間くらいあるエレベーターを乗り継いで高層階に上がりオフィスに到着。
受付嬢に案内された眺望のいい会議室で待ちます。

ほどなく担当者2名が登場、推定38歳と26歳くらい。
思ったより担当者が若い方で少し驚きました。

こちら側の内容は税理士が事前に説明済みなので、お互い挨拶もほどほどにM&Aの大枠の流れを説明してくれました。

 

M&Aの流れ

①アドバイザーの選定

②売却する戦略をたてる

③企業の概要書をつくる

④ノンネーム(匿名)で買い手企業に打診

⑤候補先と秘密保持契約締結

⑥詳細資料の開示

⑦トップ面談

⑧意向表明

⑨買収監査(デューデリジェンス

⑩最終の条件交渉

⑪契約・クロージング

⑫PMI(統合プロセス)

 

業界の専門用語も多く解りにくいがこのプロセスを踏んでいくということです。
長く見えますが早いと3か月でクロージングまで進むようです。

自分のいてる小売り業界のM&A事情も少し教えてもらった。
「最近F社が買収に力入れている」
「A社とZ社が契約寸前でディールが破断した」

など表に出てない裏話も聞けた。

 

M&Aの現状

大企業はもとより大手メーカーではM&Aが進んでいます。
ドラッグストアや保険代理店なんかは統廃合が終わりつつあるんだとか。

自動車業界でいえば、ほぼほぼトヨタグループ(スバル、マツダダイハツ、スズキ、日野)に集約されており、日産、三菱はルノーグループ、唯一の単独であるホンダもGMと業務提携している。

ガソリンスタンド業界では約20社から、現在はエネオスと出光の大手2社、中堅のコスモ、キグナスでほぼ集約されています(執筆時現在)

ガソリンスタンドの統廃合

統合の波に乗れないところは衰退し、強者はさらに強者と組んで独占していく。
そういう時代の流れなんだそうです。

全日MAの担当さんには聞きたいこといっぱい聞けたし次のアポは取らないまま帰りました。


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